皮から革へ！ タンナー工場見学

先日、SQUAREオリジナルレザーを作っていただいている兵庫県たつの市にあるタンナー*工場にスタッフでお伺いし、工場見学をさせていただきました。
*タンナー：動物の『皮』を腐らないように鞣して『革』にする人、会社のことです。

牛の原皮。まだ毛などもまばらについていてなかなか生々しい…。塩漬けされた状態のカチコチに固まっていました。

水洗いや脱毛、なめしなどの工程を経て、滑らかな生前の表情を取り戻します。

大型ドラムに革と染料を入れ、革に色をつけていきます。オーダーに応じて染色剤の調合を行っているとのこと。色の定着は逐一ドラムを止めてチェック。全て人の手と目視で行われる経験と感覚が物を言う作業です。

乾燥、革もみ、ペーパー掛け、型押し・アイロン、検査、軽量などたくさんの工程を経て、革が仕上がるまでを工場内を見てまわりながら教えていただきました。

工場内の風景、写真の被写体としてもかなり魅力的でした！

SQUAREのオリジナルレザー作りをお願いしてから早6年。スクエアのラフな家具にあった革をとの思いから何度も話し合いをし、試作を重ねてもらいました。通常ならNGな皺や色むらなど当初は職人さん側にも戸惑いがあったとお聞きしました。

今回、工場見学をさせていただき、機械でおこなわれるひとつひとつの工程の間に、人の手がしっかりと添えられているのを実際に見て、レザーの完成には人の繊細な感覚や、熟練した知識が必要なことを実感しました。

手ざわり・やわらかさ・風合い・色合いにこだわったSQUAREオリジナルレザー。使い込むほどに味わい深くなる革という素材の魅力を知った一日でした。

◆SQUAREオリジナルレザーについて

◆SQUAREオリジナルレザーを使った商品